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西田幾多郎

  • tankyuunin
  • 2019年10月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年10月30日

 NHKの「100分で名著」で、『善の研究』が取り上げられていた。著者は西田幾多郎である。


 第1回目から、クリシュナムルティの陳述内容に近いことを著していると感じていた。


 このサイトで報告しようかとも思ったが、次回を見てから、そうしようと、ついに最終回(第4回)まで視た。


 どこか、クリシュナムルティと異なるところはないかと・・注意をはらって視聴した。


 回が進むにつれ、ますますクリシュナムルティの陳述内容と似ている。異なるところがない。


 25歳の頃、クリシュナムルティが誕生、そしてクリシュナムルティが50歳のときに、西田は没している。接点は無かったと思う。もしも、接点があれば、西田はクリシュナムルティを賞賛してやまなかったであろう。


 クリシュナムルティは数百年に一度の存在と言われたが、ミニクリシュナムルティは、ところどころにいるのかもしれない。


 もしも、ミニクリシュナムルティが、そこに居たとして、その陳述を理解することがかなり厳しいが故に、周囲の人々は、それがどれほどの価値があるかに気づくことがない。

 それゆえに、西田幾多郎の価値は、少数の人々の賛美に触れたにとどまったようだ。


 西田哲学を知りたければ、クリシュナムルティを読めばよい。ということかも。。

 

 追記:

 『時間の終焉』にて、真理探究を阻むものとして、「悲しみの大河」をクリシュナムルティとボームが挙げている。そして、西田は妻と子ども5人を亡くして、悲しみの大河に遭遇していると思われる。それゆえに、「悲しみの大河」の先にあるものに、西田が辿り着いたのか否か・・?確かめてみなければ分からない。


 とりあえず、NHKのテキスト(100分で名著「善の研究」)を注文した。

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